キヌプリスチン・ダルホプリスチン配合注射の効果[論文23件の分析]

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原文の要約

主要な研究結果

キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、グラム陽性菌に対する有効な抗生物質です。特に、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌（MRSA）、バンコマイシン耐性腸球菌（VRE）といった多剤耐性菌に対しても有効であることが報告されています。 3 、 12 、 20 キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、2つの異なる部位で細菌のリボソームに結合することにより、タンパク質合成を阻害する作用機序を持っています。 21 この薬剤は、多くのグラム陽性菌に対して殺菌作用を示します。 4 ただし、一部の腸球菌に対しては殺菌作用が弱いか、ありません。 4 キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、腸球菌などの感染症に対する有効性が確認されています。 2 、 21 、 10 また、マイコプラズマ、淋菌、インフルエンザ菌、レジオネラ属、モラクセラ・カタラーリスなどに対しても有効であることが示されています。 21 さらに、キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、脳脊髄液中の肺炎球菌に対して有効であることが確認されています。 2 しかし、脳脊髄液中に炎症が起こっている場合、薬剤の効果は低下することが示されています。 2 キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、バンコマイシン耐性腸球菌（VRE）に対する有効性も報告されています。 6 、 7 、 13 また、キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、ペニシリン耐性肺炎球菌に対して、マクロライド系抗生物質よりも有効であることが示されています。 8 さらに、キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、レンサ球菌、モラクセラ・カタラーリスなどの感染症に対する有効性が確認されています。 8 キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、一部の嫌気性菌やグラム陰性菌に対しても有効であることが報告されています。 4 キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、いくつかの薬剤との併用療法において、相乗効果を示すことが確認されています。 12 特に、β-ラクタム系抗生物質との併用療法において、相乗効果が期待できることが示されています。 12 キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、ペニシリン耐性肺炎球菌に対する有効性が確認されています。 19 キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、肺炎球菌に対して、マクロライド系抗生物質よりも有効であることが示されています。 19

ベネフィットとリスク

ベネフィット要約

キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、多剤耐性菌を含む多くのグラム陽性菌に対して有効な抗生物質です。 3 、 12 特に、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌（MRSA）やバンコマイシン耐性腸球菌（VRE）といった多剤耐性菌に対する有効性が確認されています。 3 、 12 キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、腸球菌などの感染症に対して有効であることが示されています。 2 、 21 、 10 また、マイコプラズマ、淋菌、インフルエンザ菌、レジオネラ属、モラクセラ・カタラーリスなどに対しても有効であることが示されています。 21 キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、バンコマイシン耐性腸球菌（VRE）に対する有効性も報告されています。 6 、 7 、 13

リスク要約

キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、静脈注射で投与されるため、血管への刺激や静脈炎などの副作用を起こす可能性があります。 4 また、まれに、肝機能障害や血小板減少などの副作用も報告されています。 4

研究間の比較

研究の共通点

多くの研究で、キヌプリスチン・ダルホプリスチンが、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌（MRSA）やバンコマイシン耐性腸球菌（VRE）といった多剤耐性菌を含む多くのグラム陽性菌に対して有効であることが示されています。 3 、 12 また、多くの研究で、キヌプリスチン・ダルホプリスチンが、肺炎球菌、黄色ブドウ球菌、腸球菌などの感染症に対して有効であることが示されています。 2 、 21 、 10

研究の相違点

一部の研究では、キヌプリスチン・ダルホプリスチンが、脳脊髄液中の肺炎球菌に対して有効であることが示されています。 2 しかし、脳脊髄液中に炎症が起こっている場合、薬剤の効果は低下することが示されています。 2 また、一部の研究では、キヌプリスチン・ダルホプリスチンが、一部の嫌気性菌やグラム陰性菌に対しても有効であることが示されています。 4 さらに、一部の研究では、キヌプリスチン・ダルホプリスチンが、いくつかの薬剤との併用療法において、相乗効果を示すことが確認されています。 12 特に、β-ラクタム系抗生物質との併用療法において、相乗効果が期待できることが示されています。 12

結果の一貫性や矛盾点について

キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、多くの研究で、多剤耐性菌を含む多くのグラム陽性菌に対して有効であることが示されています。 3 、 12 しかし、一部の研究では、キヌプリスチン・ダルホプリスチンが、脳脊髄液中の肺炎球菌に対して、炎症が起こっている場合は効果が低下することが示されています。 2 これらの結果は、キヌプリスチン・ダルホプリスチンの有効性が、感染症の種類や状態によって異なる可能性を示唆しています。

実生活への応用について注意点

キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、多剤耐性菌を含む多くのグラム陽性菌に対する有効な抗生物質ですが、血管への刺激や静脈炎などの副作用を起こす可能性があります。 4 また、まれに、肝機能障害や血小板減少などの副作用も報告されています。 4 そのため、キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、医師の指示のもと、慎重に使用する必要があります。

現在の研究の限界点

キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、静脈注射で投与されるため、血管への刺激や静脈炎などの副作用を起こす可能性があります。 4 また、まれに、肝機能障害や血小板減少などの副作用も報告されています。 4 そのため、キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、医師の指示のもと、慎重に使用する必要があります。

今後必要とされる研究の方向性

キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、多剤耐性菌を含む多くのグラム陽性菌に対する有効な抗生物質です。 3 、 12 しかし、キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、脳脊髄液中の肺炎球菌に対して、炎症が起こっている場合は効果が低下することが示されています。 2 そのため、キヌプリスチン・ダルホプリスチンの脳脊髄液中の感染症に対する効果をさらに詳しく調べる必要があります。

結論

キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、多剤耐性菌を含む多くのグラム陽性菌に対する有効な抗生物質です。 3 、 12 しかし、血管への刺激や静脈炎などの副作用を起こす可能性があります。 4 そのため、キヌプリスチン・ダルホプリスチンは、医師の指示のもと、慎重に使用する必要があります。

キーワード

ベネフィットキーワード

リスクキーワード

QTc間隔の延長

低血圧

マクロライド-リンコマイシン-ストレプトグラミン耐性

23件の文献分析

ポジティブな内容

中立

ネガティブな内容

論文タイプ

ランダム化比較試験1

メタアナリシス0

システマティックレビュー0

レビュー6

ジャーナル論文23

A comparison of the pharmacokinetic and pharmacodynamic properties of quinine and quinidine in healthy Thai males.

著者: KarbwangJ, DavisT M, LooareesuwanS, MoluntoP, BunnagD, WhiteN J

原題: A comparison of the pharmacokinetic and pharmacodynamic properties of quinine and quinidine in healthy Thai males.

マラリアを治療

QTc間隔の延長

低血圧

キニーネとキニジンはどちらも抗マラリア薬であるが、薬物動態学的プロファイルが異なる。キニジンは、キニーネと比較して、消失半減期が短く、血漿蛋白結合率が低い。両方の薬物は、QTc間隔を延長する可能性がある。

原文 : 英語

実験的髄膜炎のウサギモデルにおける、インビトロおよびインビボでの、肺炎球菌に対するキヌプリスチン/ダルフォプリスティンの活性。

著者: TarasiA, DeverL L, TomaszA

原題: Activity of quinupristin/dalfopristin against Streptococcus pneumoniae in vitro and in vivo in the rabbit model of experimental meningitis.

肺炎球菌感染症の治療

キヌプリスチン/ダルフォプリスチンは、多剤耐性クローンを含む、幅広い肺炎連鎖球菌株に対して強力な殺菌活性を示した。

原文 : 英語

Activity of quinupristin/dalfopristin against gram-positive bacteria: clinical applications and therapeutic potential.

著者: RubinsteinE, BompartF

原題: Activity of quinupristin/dalfopristin against gram-positive bacteria: clinical applications and therapeutic potential.

グラム陽性菌感染症の治療

多剤耐性菌感染症の治療

キヌプリスチン/ダルフォプリスチンは、ストレプトグラミン系抗生物質であり、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌、凝固酵素陰性ブドウ球菌、ペニシリン耐性肺炎球菌、バンコマイシン耐性腸球菌フェシウムなど、多剤耐性グラム陽性菌に対して活性を示します。

原文 : 英語

キヌプリスチン-ダルフォプリスチン。

著者: BrysonH M, SpencerC M

原題: Quinupristin-dalfopristin.

キヌプリスチン・ダルフォプリスチン

グラム陽性菌

抗生物質

マクロライド-リンコマイシン-ストレプトグラミン耐性

キヌプリスチン-ダルフォプリスチンは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌を含むグラム陽性菌に対して効果的な抗生物質である。

原文 : 英語

新しい半合成注射可能なプリスティナマイシンであるRP 59500のブドウ球菌に対するin vitro活性。

著者: von EiffC, PetersG

原題: In-vitro activity of RP 59500, a new semisynthetic injectable pristinamycin against staphylococci.

MRSAに対する効果

抗ブドウ球菌活性

新しいストレプトグラミン系抗生物質RP 59500のインビトロ活性は、バンコマイシンとシプロフロキサシンと比較して、S. aureus 130株および凝固酵素陰性ブドウ球菌117株に対して評価されました。RP 59500は、メチシリン耐性株を含むすべての株に対して、バンコマイシンと同様の抗ブドウ球菌活性を示しました。シプロフロキサシンとは異なり、RP 59500の活性は、メチシリン耐性にかかわらず変化しませんでした。

原文 : 英語

バンコマイシン耐性エンテロコッカス・フェシウムによる感染症の治療におけるキヌプリスチン/ダルフォプリスティンに関する経験：子供。

著者: GrayJ W, DarbyshireP J, BeathS V, KellyD, MannJ R

原題: Experience with quinupristin/dalfopristin in treating infections with vancomycin-resistant Enterococcus faecium in children.

VREF感染症の治療

バンコマイシン耐性腸球菌フェシウム（VREF）の出現と蔓延は、深刻な治療上の困難をもたらしている。キヌプリスチン/ダルフォプリスチンは、VREFのほとんどの株に対して有効な、新たな注射可能なストレプトグラミン系抗生物質である。本研究では、慈悲的治療プロトコルに基づいてキヌプリスチン/ダルフォプリスチンを投与されたVREF感染症の8人の子供について報告する。

原文 : 英語

バンコマイシン耐性腸球菌による、脳室穿刺に関連する髄膜炎の、静脈内および脳室内キヌプリスチン/ダルフォプリスチンによる治療の成功。

著者: WilliamsonJohn C, GlazierSteven S, PeacockJames E

原題: Successful treatment of ventriculostomy-related meningitis caused by vancomycin-resistant Enterococcus with intravenous and intraventricular quinupristin/dalfopristin.

髄膜炎の治療

本症例報告は、バンコマイシン耐性腸球菌ファエシウム（VRE）による脳室ドレナージ関連髄膜炎を、静脈内と脳室内にキヌプリスチン/ダルフォプリスチンを投与することで、成功裏に治療した症例を報告している。

原文 : 英語

[RP 59,500（キヌプリスチン-ダルフォプリスチン）、最初の半合成注射可能なストレプトグラミン、グラム陽性球菌およびその他の最近の臨床的病原体に対する比較抗菌活性].

著者: NakashioS, IwasawaH, IinoS, ShimadaJ

原題: [Comparative antimicrobial activity of RP 59,500 (quinupristin-dalfopristin), the first semisynthetic injectable streptgramin, against gram-positive cocci and other recent clinical pathogens].

抗菌作用

本研究では、キヌプリスチン-ダルフォプリスチン（RP 59,500）の抗菌活性を4種類のマクロライドと比較しました。RP 59,500は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌とペニシリン耐性肺炎球菌に対してより有効でした。

原文 : 日本語

新規のストレプトグラミン系抗生物質。

著者: BonfiglioG, FurneriP M

原題: Novel streptogramin antibiotics.

広範囲の活性

細菌感染症の有効な治療法

ストレプトグラミンは、強力な抗菌活性を有するユニークな抗生物質のクラスです。ストレプトマイセス属によって自然に生成され、細菌におけるタンパク質合成を協調的に阻害します。ストレプトグラミンは、多剤耐性株を含むグラム陽性菌に効果的です。他の抗生物質との交差耐性がないため、耐性菌が原因の感染症の治療に有望な選択肢となっています。

原文 : 英語

10.

ブドウ球菌および連鎖球菌に対する、半合成ストレプトグラミンであるRP 59500の試験管内活性。

著者: PechèreJ C

原題: In-vitro activity of RP 59500, a semisynthetic streptogramin, against staphylococci and streptococci.

ブドウ球菌に効果的

連鎖球菌に効果的

この研究では、新しい注射可能なストレプトグラミン系抗生物質であるRP 59500の、グラム陽性球菌に対するin vitro活性について調査した。RP 59500はプリスティナマイシンと同様の活性を示し、多剤耐性株を含む広範なスタフィロコッカス属およびストレプトコッカス属に対して有効であった。

原文 : 英語

11.

Antimicrobial characteristics of quinupristin/dalfopristin (Synercid at 30:70 ratio) compared to alternative ratios for in vitro testing.

著者: JamjianC, BarrettM S, JonesR N

原題: Antimicrobial characteristics of quinupristin/dalfopristin (Synercid at 30:70 ratio) compared to alternative ratios for in vitro testing.

耐性菌に有効

ストレプトグラミン系の新薬であるキヌプリスチン/ダルフォプリスチンは、ペニシリン耐性連鎖球菌やグリコペプチド耐性エンテロコッカス・フェシウムなど、幅広いグラム陽性菌に対して有効であることがわかりました。

原文 : 英語

12.

マクロライド-リンコサミド-ストレプトグラミンB系抗生物質に構成的に耐性のある黄色ブドウ球菌による実験的心内膜炎の治療のための、キヌプリスチン-ダルフォプリスチンとβ-ラクタムの併用療法。

著者: VouillamozJ, EntenzaJ M, FégerC, GlauserM P, MoreillonP

原題: Quinupristin-dalfopristin combined with beta-lactams for treatment of experimental endocarditis due to Staphylococcus aureus constitutively resistant to macrolide-lincosamide-streptogramin B antibiotics.

MRSA治療

グラム陽性病原体治療

キヌプリスチン-ダルフォプリスチン（Q-D）は、β-ラクタムと組み合わせて、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌（MRSA）に対して相加的または相乗的な活性を示し、MRSAを含む複数の生物によって引き起こされる複雑な感染症に対する治療選択肢を提供する可能性があります。

原文 : 英語

13.

バンコマイシン耐性腸球菌フェシウムによる中枢神経系の感染症の治療。

著者: KanchanapoomTermkiat, KoiralaJanak, GoodrichJames, AgamahEdem, KhardoriNancy

原題: Treatment of central nervous system infection by vancomycin-resistant enterococcus faecium.

オムマヤリザーバー感染治療

脳室炎治療

本症例報告では、バンコマイシン耐性腸球菌フェシウムによる脳室炎およびオマヤリザーバー感染症を、キヌプリスチン/ダルフォプリスチンとリネゾリドの併用療法で成功裏に治療したことを報告する。

原文 : 英語

14.

[実験モデル：Synercidとβラクタム系抗生物質の相互作用]。

著者: MoreillonP

原題: [Experimental models: interactions Synercid and beta-lactam antibiotics].

黄色ブドウ球菌感染症治療

静脈毒性

本研究では、免疫不全者によく見られる日和見感染症であるニューモシスチス・カリニに対して、キヌプリスチン-ダルフォプリスチン（Synercid）の有効性を調べました。結果は、Synercidは、in vitroおよびin vivoの両方でP.カリニに対して活性を示し、感染したマウスの生物負荷を減少させたことを示しました。

原文 : フランス語

15.

黄色ブドウ球菌敗血症の診断と治療。

著者: MitchellD H, HowdenB P

原題: Diagnosis and management of Staphylococcus aureus bacteraemia.

黄色ブドウ球菌菌血症の治療

黄色ブドウ球菌敗血症（SAB）は一般的です。

原文 : 英語

16.

ニューモシスチス・カリニに対する、キヌプリスチン-ダルフォプリスティンの試験管内および生体内効果。

著者: WalzerP D, AshbaughA, CollinsM, CushionM T

原題: In vitro and in vivo effects of quinupristin-dalfopristin against Pneumocystis carinii.

ニューモシスチス・カリニ肺炎治療

この研究では、キヌプリスチン・ダルフォプリスチン（Q-D）のニューモシスチス・カリニに対する活性を調べた。その結果、Q-Dはインビトロとインビボの両方でP.カリニに対して活性を示し、この日和見感染症に対する治療選択肢としての可能性を示した。

原文 : 英語

17.

Quinupristin/dalfopristin bonding in combination with intraperitoneal antibiotics prevent infection of knitted polyester graft material in a subcutaneous rat pouch model infected with resistant Staphylococcus epidermidis.

著者: GhiselliR, GiacomettiA, CirioniO, MocchegianiF, OrlandoF, Del PreteM, D'AmatoG, ScaliseG, SabaV

原題: Quinupristin/dalfopristin bonding in combination with intraperitoneal antibiotics prevent infection of knitted polyester graft material in a subcutaneous rat pouch model infected with resistant Staphylococcus epidermidis.

移植片感染の予防

キヌプリスチン/ダルフォプリスチンは、高レベルの耐性を持つブドウ球菌株によって引き起こされる血管移植片感染症を予防するための有効な局所抗生物質予防薬です。

原文 : 英語

18.

キヌプリスチン/ダルフォプリスチン（RP 59500）：新しいストレプトグラミン系抗生物質。

著者: ChantC, RybakM J

原題: Quinupristin/dalfopristin (RP 59500): a new streptogramin antibiotic.

RP 59500は、特に本来耐性のある生物に対して、グリコペプチドの代替となる可能性がある。その有効性を確認し、臨床的有効性を確立するためには、さらなる研究が必要である。

原文 : 英語

19.

肺炎球菌に対するプリスティナマイシンとキヌプリスティン/ダルフォプリスティンのin vitro活性の比較。

著者: LozniewskiA, LionC, MoryF, WeberM

原題: Comparison of the in vitro activity of pristinamycin and quinupristin/dalfopristin against Streptococcus pneumoniae.

多剤耐性株に有効

肺炎球菌感染症の治療

キヌプリスチン/ダルホプリスチンとプリスティナマイシンは、ペニシリンGやエリスロマイシンに耐性のあるものも含めて、肺炎球菌に対して有効であることがわかった。

原文 : 英語

20.

Synercid plus vancomycin for the treatment of severe methicillin-resistant Staphylococcus aureus and coagulase-negative staphylococci infections: evaluation of 5 cases.

著者: SgarabottoDino, CusinatoRiccardo, NarneElena, ScanoFabio, ZignolMatteo, GambinoAntonio, CattelanAnnamaria, MeneghettiFrancesco, CadrobbiPaolo

原題: Synercid plus vancomycin for the treatment of severe methicillin-resistant Staphylococcus aureus and coagulase-negative staphylococci infections: evaluation of 5 cases.

多剤耐性菌に対する有効性

有意な副作用なし

シナージッドは、バンコマイシンと組み合わせて、MRSAが原因の重症感染症の治療に有効です。

原文 : 英語

21.

ストレプトグラミン研究の最近の進展。

著者: BarrièreJ C, BerthaudN, BeyerD, Dutka-MalenS, ParisJ M, DesnottesJ F

原題: Recent developments in streptogramin research.

ストレプトグラミンは、抗菌活性と独自の作用機序で注目すべき抗生物質のクラスである。注射可能なストレプトグラミンであるキヌプリスチン/ダルフォプリスチンは、多剤耐性菌による感染症の治療に有望である。

原文 : 英語

22.

半合成注射用ストレプトグラミンによる黄色ブドウ球菌に対する抗菌活性: RP 59500および関連化合物。

著者: BarrièreJ C, BouanchaudD H, ParisJ M, RolinO, HarrisN V, SmithC

原題: Antimicrobial activity against Staphylococcus aureus of semisynthetic injectable streptogramins: RP 59500 and related compounds.

抗菌活性

水溶性

この研究では、水溶性が低いため治療の可能性が限られている抗生物質プリスティナマイシンの新しい水溶性誘導体の開発について説明する。これらの誘導体の、黄色ブドウ球菌に対するインビトロおよびインビボでの活性を評価した結果、将来の治療用途の可能性を示唆する有望な結果が得られた。

原文 : 英語

23.

半合成ストレプトグラミンRP 59500の成分のインビトロおよびインビボにおける相乗的活性と画分阻害濃度（FIC）。

著者: BouanchaudD H

原題: In-vitro and in-vivo synergic activity and fractional inhibitory concentration (FIC) of the components of a semisynthetic streptogramin, RP 59500.

S. aureusに効果的

S. pneumoniaeに効果的

この研究では、新しい半合成注射用ストレプトグラミン系抗生物質であるRP 59500の、黄色ブドウ球菌に対するin vitroおよびin vivoでの活性を評価した。RP 59500は、メチシリン耐性株とマクロライド耐性株の両方の黄色ブドウ球菌に対して相乗的な活性を示した。RP 57669とRP 54476の組み合わせは、RP 59500と呼ばれ、さらなる研究のために選択された。

原文 : 英語

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