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確立された術後悪心・嘔吐の治療：量的系統的レビュー

術後悪心・嘔吐（PONV）の治療における制吐剤の相対的な有効性は、十分に理解されていません。

研究チームは、MEDLINE、Embase、Cochrane Library、参考文献（任意の言語、2000年8月まで）を系統的に検索し、確立されたPONVの治療のために、制吐剤と任意の比較薬とのランダム化比較を行いました。さらなる悪心・嘔吐の予防と副作用に関する二値データを、固定効果モデルを使用して組み合わせました。

7件の試験（1,267人の患者）で、11種類の異なる制吐剤がプラセボなしで試験されました。これらのデータはさらに分析されませんでした。18件の試験（3,809人）にはプラセボ対照が含まれていました。

ドラスロン12.5～100mg、グラニセトロン0.1～3mg、トロピセトロン0.5～5mg、オンダンセトロン1～8mgは、用量反応への証拠はほとんどありませんでしたが、さらなる嘔吐を予防しました。すべてのレジメンで、プラセボと比較した絶対リスク低減は20～30％でした。悪心に対する効果はそれほど顕著ではありませんでした。頭痛は用量依存性でした。プロポフォールに関する結果は矛盾していました。

NK1アンタゴニストGR205171、イソプロピルアルコール蒸気、メトクロプラミド、ドモペリドン、ミダゾラムはそれぞれ1件の試験で、患者の数が限られた状態で試験されました。

ラクダ博士の結論

砂漠のラクダのように、この研究は、術後悪心・嘔吐の治療における5-HT3受容体アンタゴニストの効果について、重要な知見を提供しています。しかし、この研究は、他の薬剤との組み合わせや、長期的効果については、まだ多くを明らかにしていません。さらなる研究が必要です。