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関節リウマチの治療における温熱療法

温熱療法は、リハビリテーション専門医によって関節リウマチ(RA)の治療の補助としてよく用いられています。

温熱療法の有効性

本研究の目的は、RA患者における客観的および主観的な疾患活動性の尺度に対する様々な温熱療法の有効性を評価することでした。

関節リウマチに対する温熱療法の有効性

Medline、EMBASE、Pedro、Current Contents、Sports Discus、CINAHLを2001年9月までに検索しました。コクランリハビリテーション分野と関連療法、およびコクラン整形外科レビューグループにも連絡を取り、専門レジストリを検索しました。さらに、取得したすべての論文を手動で検索して追加の論文を探しました。温熱療法を対照群または積極的な介入群と比較した、無作為化比較試験、対照臨床試験、コホート研究、症例対照研究など、RA患者における温熱療法の比較対照研究が適格とされました。言語制限は適用されませんでした。抄録は受け入れられました。2人の独立したレビューア(VR、LB)が文献検索から潜在的な論文を特定しました。これらのレビューアは、事前に定義された抽出フォームを使用してデータを抽出し、すべてのデータ抽出についてコンセンサスを得ました。無作為化、二重盲検、脱落者の説明の質を測定する5段階スケールを用いて、2人のレビューアが質を評価しました。7件の研究(n=328例)が参加基準を満たしました。本研究では、RAに対する温熱療法の系統的レビューの結果、温冷湿布(Ivey 1994)、冷却療法(Rembe 1970)、ファラディック浴(Hawkes 1986)は、関節腫脹、痛み、薬物摂取量、可動域(ROM)、握力、手機能などの客観的な疾患活動性の尺度に対する効果は、対照群(無治療)または積極的な治療と比較して有意な差はありませんでした。ワックスと治療用超音波、ワックスと超音波と組み合わせて使用したファラディック浴の間には、治療開始後1、2、または3週間のすべての測定結果において有意な差はありませんでした(Hawkes 1986)。すべてのタイプの温熱療法について、患者満足度に有意な差はありませんでした。温熱療法の有害作用は報告されていません。

ラクダ博士の結論

表面的湿熱と冷却療法は、緩和療法として使用できます。パラフィンワックス浴と運動を組み合わせると、関節リウマチの手の短期的効果に有益です。これらの結論は、試験の質が低いなど、方法論的な考慮事項によって制限されています。