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マンゴー果肉に対するアレルギー性接触皮膚炎

22歳の白人女性の学生が、顔、首、腕の斑状のそう痒性紅斑と眼窩周囲浮腫を2日間経験し、救急外来を受診しました。発疹は、鼻紅斑の単発斑として始まり、その後、顔全体に広がりました。2日以内に、顔、胸部前面、首、上肢に細かい針状の丘疹が見られました。眼窩周囲浮腫は、口腔内異常や喉頭の変化を伴わずに存在していました。左の手首の腹側には、紅斑を帯びた、わずかに苔癬化した斑が認められました。既往歴では、過去2か月以内に原因不明のアレルギー反応の類似した、より軽度のエピソードが2回発生したことが明らかになりました。以前の発疹は、経口ロラタジンと局所フルオシノロンクリーム0.05％で治療した後、治癒しました。患者は、接触蕁麻疹または新しい家庭用または個人的衛生用品の接触剤の履歴を否定しましたが、皮をむいたマンゴーを頻繁に摂取していると報告しました。彼女の兄弟は、湿疹性皮膚炎の病歴がありました。救急外来では、患者に静脈内ジフェンヒドラミンと経口プレドニゾンの50mg単回投与が投与されました。彼女はプレドニゾンの5日間のコース（1日50mg）、ロラタジン（1日20mg）、必要に応じてジフェンヒドラミンで治療を続けましたが、4日間で症状の改善は見られませんでした。その後、フルオシノロンクリームを1日2回再始動するように指示されました。フィンチェンバーを使用して、北アメリカ接触皮膚炎グループ標準シリーズに対するパッチテストを、国際接触皮膚炎研究グループの方法を用いて実施しました。皮膚表面から5mm下に収穫されたマンゴーの皮と果肉も、フィンチェンバーの下に複製して配置し、テストしました。ニッケルとp-tertブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂に陽性（1+）反応が認められ、マンゴーの皮と表面の果肉に複製して水疱反応が認められました（図1）。マンゴーを完全に避けることで、初期の発疹は治癒しました。ニッケルとp-tertブチルフェノールホルムアルデヒド樹脂の臨床的関連性は、腕時計のストラップと金属製の留め具の接着部分のすぐ下にある手首の病変に関連していると推測されました。