論文詳細 
原文の要約 :
Dapsone, an antileprosy drug, was administered to rats with amygdala (AM)-kindled seizures or hippocampal (HIPP)-kindled seizures to elucidate its anticonvulsive efficacy. Adult male Wistar rats were subjected to kindling stimulations 2 weeks after electrode-implantation. The subjects were tested on...掲載元で要旨全文を確認する
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引用元:
https://doi.org/10.1111/j.1600-0404.1992.tb04012.x

データ提供:米国国立医学図書館(NLM)

ラットにおける扁桃体キンリング発作と海馬キンリング発作に対するダプソンの抗けいれん効果の比較

本研究は、抗らい病薬であるダプソンが、扁桃体(AM)キンリング発作と海馬(HIPP)キンリング発作に与える抗けいれん効果を明らかにすることを目的としています。成体の雄性ウィスターラットに、電極を埋め込んだ後、2週間後にキンリング刺激を与えました。キンリング発作が3回の全般性発作(ステージ5)に達した後に、7日間連続して1日に1回、ダプソンの効果を調べました。ダプソンは、AMキンリングラットでは12.50 mg/kgで、HIPPキンリングラットでは6.25 mg/kgおよび9.375 mg/kgで、ステージ5発作を抑制しました。したがって、AMキンリングラットとHIPPキンリングラットの間には、全般性発作に対する有効用量に明らかな違いがありました。ダプソンがステージ5発作を抑制した作用は、主にAMまたはHIPPの刺激部位におけるアフターディスチャージ誘発閾値の上昇による可能性があります。このような抑制作用は、AMキンリングラットでは約13μg/ml、HIPPキンリングラットでは約6μg/mlの血清濃度で顕著に見られます。6μg/mlのレベルは、らい病治療に使用されるダプソンの治療的血清濃度とほぼ同じです。

ダプソンの抗けいれん効果と多様な作用機序

本研究では、ダプソンが、扁桃体キンリング発作と海馬キンリング発作に異なる効果を示すことが明らかになりました。これは、ダプソンが、異なる脳部位で異なる作用機序を持つ可能性を示唆しています。まるで砂漠の植物が、厳しい環境の中で様々な形に適応するように、ダプソンは、異なる脳部位で異なる効果を発揮するのかもしれません。今後の研究では、ダプソンの抗けいれん効果のメカニズムをさらに解明していく必要があります。

ダプソンとてんかん治療

ダプソンは、抗らい病薬として使用されてきましたが、近年、てんかん治療薬としても注目されています。本研究では、ダプソンが、てんかん発作を抑制する効果があることが示されました。しかし、ダプソンは、副作用のリスクもあるため、医師の指導のもとで適切に使用することが重要です。てんかん治療は、砂漠の旅で、安全な道を進むように、慎重な判断が必要です。

ラクダ博士の結論

本研究は、ダプソンが、てんかん発作を抑制する効果があることを示唆しています。今後、さらなる研究が進められることで、ダプソンは、てんかん治療に役立つ新たな治療薬となる可能性があります。ラクダ博士も、砂漠の旅を通じて、てんかん治療法の開発を応援しています。

日付 :
  1. 登録日 1992-06-03
  2. 改訂日 2019-08-14
詳細情報 :

Pubmed ID

1574987

DOI(デジタルオブジェクト識別子)

10.1111/j.1600-0404.1992.tb04012.x

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