200万人のノルウェーの男性と女性の結腸直腸癌および胆嚢癌との関連における身長とボディマス指数

著者: AustadGunnar, BjørgeTone, EngelandAnders, TretliSteinar

原題: Height and body mass index in relation to colorectal and gallbladder cancer in two million Norwegian men and women.

概要

男性ではBMIが高くなるにつれて、女性では身長が高くなるにつれて大腸癌のリスクが高まった。女性のBMIが高くなると、胆嚢癌のリスクが高まった。

論文詳細　

原文の要約 :

OBJECTIVES: The present study aimed at exploring the relations between BMI and stature and colorectal and gallbladder cancer in a huge Norwegian cohort with measured height and weight. MATERIAL AND METHODS: Height and weight were measured in two million Norwegian men and women aged 20-74 during 196...掲載元で要旨全文を確認する

ラクダ博士の論文要約ブログ

200万人以上のノルウェー人における身長とBMIと大腸がんおよび胆嚢がんの関係

こんにちは！ラクダ博士です。今日は、身長と体重が、大腸がんや胆嚢がんにどのような影響を与えるのか、壮大なノルウェーの人々を対象にした研究を紹介します。この研究では、身長と体重が測定された200万人以上のノルウェー人男性と女性を対象に、身長とBMIと大腸がんおよび胆嚢がんの関係を探求しました。身長と体重の測定は1963年から2001年にかけて行われ、その後の追跡調査で、47,117件の大腸がんと1,715件の胆嚢がんが登録されました。

この研究の結果、男性ではBMIが高くなるにつれて大腸がんのリスクが高まることがわかりました。大腸がんのリスクは、BMIが1単位増加するごとに1.04倍（95％CI：1.04-1.05）増加しました。また、粘液性大腸腺がんの場合、男女ともにBMIが高くなるにつれてリスクがより大きく増加しました。身長が10cm増加するごとに、大腸がんのリスクは男性で1.14倍（95％CI：1.11-1.16）、女性で1.17倍（95％CI：1.14-1.20）増加しました。女性では、BMIが高くなるにつれて胆嚢がんのリスクが高まることがわかりました。BMIが1単位増加するごとに、胆嚢がんのリスクは1.06倍（95％CI：1.04-1.07）増加しました。性別を問わず、身長と胆嚢がんの間に関連はありませんでした。

身長とBMIはがんリスクに影響

この研究は、身長とBMIがそれぞれ大腸がんと胆嚢がんのリスクに影響を与えることを示唆しています。男性ではBMIが高くなるほど大腸がんのリスクが高くなり、女性ではBMIが高くなるほど胆嚢がんのリスクが高くなることがわかりました。また、身長が高いほど大腸がんのリスクが高くなることもわかりました。

健康への影響と生活への応用

この研究は、健康的な体重管理と適切な運動が、大腸がんや胆嚢がんのリスクを低減する上で重要であることを示唆しています。健康的な食生活を心がけ、定期的に運動を行い、健康的な体重を維持するようにしましょう。また、定期的な健康チェックを受け、早期発見・早期治療に努めることも重要です。

ラクダ博士の結論

砂漠を旅するラクダのように、健康管理は、私たちの人生において重要な要素です。この研究は、身長と体重が、私たちのカラダに大きな影響を与えることを改めて教えてくれます。健康的な生活を送るために、私たちは、砂漠の厳しい環境に適応するラクダのように、自身の健康状態を注意深く見守り、適切な対策を講じることが大切です。