新規アンジオテンシン変換酵素阻害剤ベナゼプリル塩酸塩の一般薬理学。心血管、内臓、腎機能、およびヘモダイナミクスへの影響

著者: HasegawaY, InukaiT, KurodaK, NakaoK, NishimoriT, NishimuraT, SakonjyoH, TakemoriE, YamamotoS

原題: General pharmacology of the novel angiotensin converting enzyme inhibitor benazepril hydrochloride. Effects on cardiovascular, visceral and renal functions and on hemodynamics.

概要

ベナゼプリル塩酸塩は、新しいアンジオテンシンI変換酵素阻害剤であり、実験動物において心臓血管、内臓、腎臓の機能にほとんど影響を与えない。100mg/kg p.o.の高用量では、呼吸、心拍数、ECG、自発的子宮収縮、チャコール輸送、消化管運動にほとんど影響を与えなかった。ベナゼプリル塩酸塩は、アロキサン誘発糖尿病ラットでは血糖値とコレステロール値に影響を与えなかったが、正常血圧ラットではトリグリセリド値と総コレステロール値を低下させた。コレステロールを摂取したウサギでは、大動脈アテローム性動脈硬化症を有意に抑制した。全体的に、ベナゼプリル塩酸塩は、安全でよく耐容される心臓血管薬であると考えられる。

論文詳細　

原文の要約 :

The effects of benazepril hydrochloride (CGS 14824 A, CAS 86541-74-4), a novel angiotensin I converting enzyme inhibitor, on cardiovascular, visceral and renal functions and on hemodynamics, were studied in various experimental animals. Even at a high dose of 100 mg/kg p.o. benazepirl hydrochloride ...掲載元で要旨全文を確認する

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新しいタイプの降圧剤ベナゼプリルの安全性と効果

ベナゼプリルは、血管を拡張させて血圧を下げる働きをする降圧剤です。この研究では、ベナゼプリルの安全性を様々な動物実験で調べました。ベナゼプリルは、高用量でも呼吸、心拍数、心電図に影響を与えませんでした。また、消化器系、泌尿器系にも大きな影響は見られませんでした。さらに、高コレステロール血症のウサギで動脈硬化の進行を抑える効果も確認されました。これらの結果から、ベナゼプリルは、安全性の高い降圧剤であると考えられます。

ベナゼプリルは、心血管系に安全な降圧剤

ベナゼプリルは、心拍数や心電図に影響を与えないことが動物実験で確認されました。これは、ベナゼプリルが、心臓に負担をかけずに血圧を下げることができることを示唆しています。また、高コレステロール血症のウサギで動脈硬化の進行を抑える効果も確認されました。これは、ベナゼプリルが、心血管系の健康を維持するのに役立つ可能性を示唆しています。

ベナゼプリルは、副作用の少ない降圧剤

ベナゼプリルは、様々な臓器に影響を与えることなく、安全に血圧を下げることができる降圧剤です。副作用のリスクが低いことから、多くの患者にとって有効な治療薬となる可能性があります。ただし、ベナゼプリルの使用は、医師の指示に従って行う必要があります。砂漠では、ラクダは厳しい環境に適応するために、様々な変化を遂げてきました。ベナゼプリルも、様々な病気に対応できるよう、進化を続けている薬剤なのかもしれませんね。