論文詳細 
原文の要約 :
BACKGROUND: Intracarotid propofol infusion was studied in canines as an experimental basis for application of propofol in the Wada test. METHODS: First, efficacy and side-effects of propofol anaesthesia were studied in eight mongrel dogs that received intracarotid and i.v. propofol infusions for 30...掲載元で要旨全文を確認する
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引用元:
https://doi.org/10.1093/bja/aen346

データ提供:米国国立医学図書館(NLM)

内頸動脈へのプロポフォール注入の有効性と脳血流変化の影響

プロポフォールは、広く使用されている麻酔薬です。内頸動脈へのプロポフォールの注入は、Wadaテストと呼ばれる、脳の片側を一時的に麻痺させる検査に用いられます。本研究では、内頸動脈へのプロポフォール注入の有効性と、脳血流の変化が麻酔効果に与える影響について調べました。その結果、内頸動脈へのプロポフォール注入は、静脈内投与と比較して、より少ない投与量で麻酔効果を得ることができ、血圧にも大きな影響を与えないことが分かりました。また、脳血流が増加すると、プロポフォールの麻酔効果の発現が遅くなり、覚醒時間が短くなることも分かりました。

内頸動脈へのプロポフォール注入は、Wadaテストに有効

本研究では、内頸動脈へのプロポフォール注入が、Wadaテストに有効であることが示されました。内頸動脈へのプロポフォール注入は、静脈内投与と比較して、より少ない投与量で麻酔効果を得ることができ、血圧にも大きな影響を与えません。そのため、Wadaテストに用いる麻酔薬として、内頸動脈へのプロポフォール注入は、安全で効果的な方法であると考えられます。

脳血流の変化は、プロポフォールの麻酔効果に影響を与える

本研究では、脳血流が増加すると、プロポフォールの麻酔効果の発現が遅くなり、覚醒時間が短くなることが分かりました。そのため、脳血流が変化している患者さんに対しては、プロポフォールの投与量や投与方法を調整する必要があると考えられます。

ラクダ博士の結論

内頸動脈へのプロポフォール注入は、Wadaテストに有効な方法です。しかし、脳血流の変化は、プロポフォールの麻酔効果に影響を与えるため、患者さんの状態に応じて、適切な投与量や投与方法を選択する必要があります。今後の研究によって、内頸動脈へのプロポフォール注入の安全性和効性が更に明らかになることを期待しています!

日付 :
  1. 登録日 2009-02-20
  2. 改訂日 2018-01-26
詳細情報 :

Pubmed ID

19073612

DOI(デジタルオブジェクト識別子)

10.1093/bja/aen346

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