血管運動性鼻炎の患者における、オロパタジン塩酸塩鼻スプレー0.6％とアゼラスチン塩酸塩鼻スプレー0.1％を比較した、2週間の比較研究

著者: DarterAmy L, LaForceCraig F, LiebermanPhil, MeltzerEli O, TortMaria J

原題: Two-week comparison study of olopatadine hydrochloride nasal spray 0.6% versus azelastine hydrochloride nasal spray 0.1% in patients with vasomotor rhinitis.

概要

オロパタジン塩酸塩鼻スプレー0.6％は、12歳以上の患者における非アレルギー性血管運動性鼻炎の治療において、アゼラスチン鼻スプレー137マイクログラムと同等の有効性と安全性を示しました。両方の薬剤は鼻症状を効果的に軽減し、重大な副作用は報告されませんでした。

論文詳細　

原文の要約 :

Olopatadine hydrochloride nasal spray 0.6% (OLO) and azelastine nasal spray 137 micrograms (AZE) are effective in treating allergic rhinitis and AZE is indicated for nonallergic vasomotor rhinitis (VMR). This study evaluates the relative safety and efficacy of OLO and AZE in patients with VMR. This ...掲載元で要旨全文を確認する

ラクダ博士の論文要約ブログ

血管運動性鼻炎の治療：オロパタジンとアゼラスチン

オロパタジン塩酸塩鼻スプレー0.6％（OLO）とアゼラスチン鼻スプレー137μg（AZE）は、アレルギー性鼻炎の治療に有効であり、AZEは非アレルギー性血管運動性鼻炎（VMR）の治療にも適応されています。この研究は、VMR患者におけるOLOとAZEの相対的な安全性と有効性を評価しました。

オロパタジンとアゼラスチン：効果と安全性

12歳以上の慢性VMR患者を対象とした、無作為化二重盲検並行群間比較試験では、OLOとAZEの両群において、14日目までに鼻症状の重症度スコアが有意に改善しました。群間で有意な差は見られませんでした。両群ともに重篤な副作用は報告されませんでした。OLOとAZEの安全性と有効性は同等であると考えられます。

血管運動性鼻炎の治療

VMRの治療には、オロパタジンやアゼラスチンなどの鼻スプレーが有効です。しかし、これらの薬剤は、眠気などの副作用を引き起こす可能性があります。VMRの治療には、医師と相談し、適切な薬剤を選択することが重要です。ラクダ博士は、VMRの患者が、砂漠のように広がる鼻詰まりから解放されることを願っています。