[非穿通性緑内障手術後の術後治療：ゴニオパンクチャー]

著者: GesserC, KlemmM

原題: [Post-surgical treatment after non-penetrating glaucoma surgery: the goniopuncture].

概要

この研究では、眼球を直接開けることなく特定の種類の緑内障手術後に起こる眼圧上昇に対して、ゴンイオパンクチャーを第一選択として推奨しています。ゴンイオパンクチャーはレーザーを使用して、目の排水路に小さな穴を開け、眼圧を下げることを助けます。このアプローチは、点眼薬の使用開始または再開よりも好ましい可能性があります。

論文詳細　

原文の要約 :

Non-penetrating glaucoma surgery was primarily developed as an alternative to the widely applied trabeculectomy. Since the anterior chamber in non-penetrating surgery is not directly opened, common postoperative complications such as hypotony are rare. The most frequently applied technique in this g...掲載元で要旨全文を確認する

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非穿通性緑内障手術後のゴンジオパンクチャー

非穿通性緑内障手術は、従来のトラベクレクトミーに代わる手術として開発されました。非穿通性手術では前房を直接開かないため、低眼圧などの術後合併症はまれです。この手術法で最もよく用いられるのは、深部強膜切除術です。強膜の浅層弁を作製した後、深層弁を作製し、シュレム管のルーフを切除します。その後、網状組織を剥離し、網状組織-デスセメ膜が残ります。その結果、房水は網状組織-デスセメ膜を介して強膜弁の下、さらに結膜の下に拡散します。術後高眼圧の原因の1つは、残っている網状組織-デスセメ膜の抵抗にあります。この問題に対する解決策は、この膜の穿刺、いわゆるゴンジオパンクチャーです。ゴンジオパンクチャーは、深部強膜切除術後のおよそ50％の症例で行われ、カナルプラスティやビスコカナルプラスティの症例にも適用されます。通常は1064 nm Nd:YAGレーザーが使用されます。虹彩の嵌頓のリスクが報告されています。2つの研究で、網状組織-デスセメ膜を532 nmの倍波長Nd:YAGレーザー（SLT）で治療することで、同様の眼圧低下効果が得られることが示されています。これらの症例では合併症は認められませんでした。結論として、ゴンジオパンクチャーは、非穿通性緑内障手術後の術後高眼圧に対する一次治療として考慮すべきです。そのため、局所治療の（再）開始よりも優先すべきです。

ゴンジオパンクチャーの重要性

ゴンジオパンクチャーは、非穿通性緑内障手術後の術後高眼圧を治療するための有効な方法として注目されています。この手法は、従来の局所治療よりも効果的であり、合併症のリスクも低いことが示されています。そのため、ゴンジオパンクチャーは、非穿通性緑内障手術後の術後高眼圧の治療において、重要な役割を果たすと考えられます。

ゴンジオパンクチャーの注意点

ゴンジオパンクチャーは、虹彩の嵌頓などの合併症のリスクがあるため、医師の指示に従って慎重に実施する必要があります。また、手術後も定期的な眼圧測定を行い、眼圧が適切に管理されていることを確認することが重要です。

ラクダ博士の結論

ラクダ博士は、砂漠の厳しい環境で生き抜くために、様々な知恵を蓄積してきました。緑内障も、目の健康という厳しい環境で生き抜くために、適切な治療が必要となります。ゴンジオパンクチャーは、非穿通性緑内障手術後の術後高眼圧を治療するための有効な選択肢です。しかし、合併症のリスクも考慮し、医師と相談して適切な治療法を選択することが大切です。