BV2ミクログリア細胞におけるプロトン電流に対する抗ヒスタミン剤であるジフェンヒドラミンとクロルフェニラミンによる阻害効果

著者: KimJiwon, SongJin-Ho

原題: Inhibitory effects of antihistamines, diphenhydramine and chlorpheniramine, on proton currents in BV2 microglial cells.

概要

本研究では、神経炎症に関与するBV2ミクログリア細胞におけるプロトン電流に対するH1抗ヒスタミン薬であるジフェンヒドラミンとクロルフェニラミンの影響を調べます。両方の抗ヒスタミン薬はプロトン電流を阻害し、IC50値はそれぞれ42および43 µMでした。阻害はヒスタミン受容体によって媒介されませんでした。これらの知見は、これらの抗ヒスタミン薬は、H<sub>V</sub>1プロトンチャネルの異常と関連する神経変性疾患やその他の病状に対する治療の可能性があることを示唆しています。

論文詳細　

原文の要約 :

Microglial NADPH oxidase is a major source of toxic reactive oxygen species produced during chronic neuroinflammation. Voltage-gated proton channel (H<sub>V</sub>1) functions to maintain the intense activity of NADPH oxidase, and channel inhibition alleviates the pathology of neurodegenerative disea...掲載元で要旨全文を確認する

ラクダ博士の論文要約ブログ

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