Contact Dermatitis Reaction to 2-Octyl Cyanoacrylate Following 3 Orthopedic Procedures.

著者: BarlowBrian T, LakeNicholas H, McDonaldLucas S, ToledanoJames E, ValentineJohannah

原題: Contact Dermatitis Reaction to 2-Octyl Cyanoacrylate Following 3 Orthopedic Procedures.

概要

本症例シリーズでは、整形外科手術で一般的に使用される皮膚接着剤である2-オクチルシアノアクリレートに対するアレルギー性接触皮膚炎の発生が強調されている。著者は、この合併症を認識することの重要性を強調し、治療の推奨事項を提供している。

論文詳細　

原文の要約 :

Two-octyl cyanoacrylate is a popular skin adhesive used for closing surgical incisions. Since Food and Drug Administration approval in 1998, the few reports of adverse reactions following its use have primarily been limited to the nonorthopedic literature. The authors present a case series of contac...掲載元で要旨全文を確認する

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3つの整形外科手術後に2-オクチルシアノアクリレートによる接触皮膚炎反応

2-オクチルシアノアクリレートは、手術切開を閉じるために使用される一般的な皮膚接着剤です。1998年に米国食品医薬品局（FDA）の承認以来、使用後の副作用に関する報告は、主に整形外科以外の文献に限定されていました。著者らは、整形外科手術後に2-オクチルシアノアクリレートに関連する接触皮膚炎の症例を報告し、この合併症の診断と治療に関する文献のレビューを行いました。

2-オクチルシアノアクリレートによる接触皮膚炎の症例を報告しました。

3人の患者全員が手術後2週間以内に切開の周りに水疱を形成し、原因物質の除去と、経口ジフェンヒドラミンおよびヒドロキシジン、局所トリアムシノロンの使用を含む治療に反応しました。1つの症例は、排水性血腫を伴い、洗浄とデブリードマンを必要としました。すべての症例で完全に治癒しました。

2-オクチルシアノアクリレートによる接触皮膚炎に注意する必要があることを訴えています。

本症例報告は、整形外科医に2-オクチルシアノアクリレートによるアレルギー性接触皮膚炎とその適切な治療について認識を高めることを目的としています。まるで砂漠の旅で、ラクダがサボテンの棘に刺さってしまうように、2-オクチルシアノアクリレートは皮膚に刺激を与える可能性があります。本研究は、ラクダがサボテンの棘に刺さらないよう、注意深く扱う必要があることを示しています。