片頭痛の急性治療のための、ラスミジタンによる経口治療後の有効性の発現：2つのランダム化二重盲検プラセボ対照第3相臨床試験からの統合された結果

著者: AshinaMessoud, DotyErin G, GrayElizabeth, JinLeah, KinchenKraig S, LombardLouise, TassorelliCristina, VasudevaRaghavendra, Yunes-MedinaLaura

原題: Onset of Efficacy Following Oral Treatment With Lasmiditan for the Acute Treatment of Migraine: Integrated Results From 2 Randomized Double-Blind Placebo-Controlled Phase 3 Clinical Studies.

概要

新規な 5-HT1F 受容体作動薬であるラスミジタンは、片頭痛の急性治療において、プラセボと比較して早期に効果が出現することを示しました。ラスミジタンを服用してからわずか 30 分で、痛みを伴う症状の緩和と関連症状からの解放が観察されました。

論文詳細　

原文の要約 :

OBJECTIVE: To expand on available information on the efficacy of oral lasmiditan for the acute treatment of migraine with particular focus on the timing of the effect and on its impact on migraine-associated symptoms. BACKGROUND: Lasmiditan is a novel selective 5-hydroxytryptamine 1F receptor agoni...掲載元で要旨全文を確認する

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片頭痛の急性治療におけるラスミジタンの効果発現時間

片頭痛は、世界中で多くの人が悩んでいる疾患です。本研究では、ラスミジタンという新しい片頭痛治療薬の効果発現時間を調査しました。

ラスミジタンは片頭痛の痛みを速やかに改善する

2つの第3相臨床試験の結果を統合した分析では、ラスミジタンはプラセボと比較して、片頭痛の痛みを速やかに改善することが明らかになりました。ラスミジタン投与群では、投与後60分から、頭痛の消失率、最も気になる症状の消失率、頭痛の軽減率、関連症状（光過敏、音過敏、吐き気）の消失率、片頭痛全体の消失率、片頭痛関連の機能障害の消失率が有意に高くなりました。さらに、ラスミジタン投与群では、頭痛の有意な軽減までの時間や頭痛の消失までの時間が、プラセボ投与群と比較して短縮されました。