論文詳細 
原文の要約 :
OBJECTIVES: To assess consumption of dietary and herbal supplements (DHS) among patients in internal medicine departments and determine whether such use is documented in their medical files. METHODS: 267 patients from three internal medicine departments of an academic medical center in Haifa, Israe...掲載元で要旨全文を確認する
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* 解説の内容は Health Journal が独自に解釈・作成したものであり、原論文の著者または出版社の見解を反映するものではありません。


引用元:
https://doi.org/10.1016/j.ctim.2020.102345

データ提供:米国国立医学図書館(NLM)

内科部門に入院した患者における食事療法およびハーブサプリメントの使用

目的:内科部門に入院した患者における食事療法およびハーブサプリメント(DHS)の摂取状況を評価し、その使用が医療記録に記載されているかどうかを判断すること。方法:イスラエルのハイファにある学術医療センターの内科部門3部門から、267人の患者を対象に、入院前の1か月間のDHS使用に関するアンケート調査を前向きに実施しました。DHSは、ビタミン&ミネラル、ハーブサプリメント、その他に分類されました。その後、患者の医療記録から、社会人口統計学的および医学的特徴、ならびにDHS使用の記録を収集しました。結果:123人(50.6%)の患者が毎日DHSを使用していました。その大部分(53.7%)が2種類以上のDHSを使用していました。DHSの使用は、高齢者(OR = 1.02 [1.001-1.036]、p = 0.034)と教育を受けた患者(OR = 0.482 [0.252-0.923]、p = 0.028)でより多く見られました。ビタミン&ミネラルは主に活力を高め、検査値の異常に対処するために使用され、ハーブサプリメントは主に消化器系の問題のために使用されました(p < 0.001)。DHSの使用は患者の42%が医師に報告しており、その大部分は患者の自主的な報告によるものでした[92(82.1%)、p < 0.001]。ビタミンとミネラルは、最も多く報告されたDHSのカテゴリーでした(94(57.3%)、p < 0.001)。DHSの使用は112種類のDHS(41.8%)について医師に報告されましたが、患者の医療記録に記載されたのはわずか32種類のDHS(11.9%)でした。ビタミンとミネラルの記録は、ハーブサプリメントの記録と比較して有意に高くなっていました(それぞれ29(17.7%)と3(2.9%)、P < 0.001)。結論:DHSは、内科部門に入院した患者によって一般的に使用されています。多くの患者は、医師にその使用を報告しておらず、さらに驚くべきことに、医師は患者の医療記録にDHSの使用を記録していません。このコミュニケーションの欠如は、DHSの副作用と、他のDHSや従来の薬物との相互作用のために、深刻な医事上の問題につながる可能性があります。

DHS使用に関する医師と患者のコミュニケーション不足

この研究は、内科部門に入院した患者におけるDHS使用の現状を浮き彫りにし、医師と患者のコミュニケーション不足が深刻な問題となっていることを示しています。DHSは、ビタミン&ミネラル、ハーブサプリメントなど、様々な種類があり、それぞれに副作用や相互作用のリスクがあります。医師が患者のDHS使用を把握していなければ、適切な治療を行うことができず、患者にとって危険な状況が生じる可能性があります。

DHS使用に関する情報共有の重要性

DHSは、健康食品として広く利用されていますが、薬物と同様に副作用や相互作用のリスクがあります。医師は、患者のDHS使用について積極的に情報収集を行い、医療記録に記録することが重要です。患者も、DHSを使用する際は、医師に報告し、相談することが重要です。DHSに関する情報共有を徹底することで、安全で効果的な医療を提供することができます。

ラクダ博士の結論

DHSは、砂漠のオアシスのように、健康に良いイメージがありますが、中には危険な蜃気楼も潜んでいます。医師と患者がDHSの使用についてしっかりとコミュニケーションを取り、情報を共有することが重要です。お互いに協力することで、砂漠の旅を安全に、そして健康的に過ごすことができます。

日付 :
  1. 登録日 2020-11-18
  2. 改訂日 2020-11-18
詳細情報 :

Pubmed ID

32444039

DOI(デジタルオブジェクト識別子)

10.1016/j.ctim.2020.102345

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