Dicliptera roxburghianaのin vitro抗菌および細胞毒性発現

著者: AhmadBushra, KhanMuhammad Rashid, KhanRahmat Ali, ShahNaseer Ali

原題: In vitro antimicrobial and cytotoxic manifestations of Dicliptera roxburghiana.

概要

この研究では、ディクリプテラ・ロクスブルギアナのメタノール抽出物とその誘導体画分の抗菌作用と細胞毒性作用を調べました。抽出物とその画分は、さまざまな細菌株と真菌株に対して有意な抗菌作用と抗真菌作用を示しました。この研究は、ディクリプテラ・ロクスブルギアナが感染症の治療のための天然抗菌化合物の供給源となる可能性があることを示唆しています。

論文詳細　

原文の要約 :

Emerging resistance in microorganisms is a growing threat to human beings due to its role in pathological manifestations in different infectious diseases. This study was designed to investigate the antimicrobial and cytotoxic potential of methanol extract of Dicliptera roxburghiana and all its deriv...掲載元で要旨全文を確認する

ラクダ博士の論文要約ブログ

ディクリプテラ・ロクスブルギアナの抗菌作用と細胞毒性作用に関する研究

近年、様々な感染症における病的発現における役割から、微生物の薬剤耐性化は人類にとって大きな脅威となっています。本研究は、ディクリプテラ・ロクスブルギアナのメタノール抽出物とその全誘導体画分の抗菌作用と細胞毒性作用を調査することを目的としています。抗菌作用（6種類の細菌株に対して）と抗真菌作用（4種類の真菌株に対して）をそれぞれ寒天ウェル拡散法と寒天斜面法を用いて調査しました。細胞毒性試験はブラインシュリンプ卵を用いて行いました。抗菌評価では、MIC値と阻害域を測定した結果、DRME、DRHF、DRCF、DREFは非常に有効であることがわかりました。一方、DRBFとDRAFは中等度でした。抗真菌試験では、DRMEとDRHFが強力に活性化し、70％以上の真菌増殖阻害を示したのに対し、DRCFとDRBFも有意な阻害を示しました。細胞毒性測定では、DRME、DRHF、DRAFがそれぞれLD50値が215、199、392μg/mlで非常に良好でした。これらの結果は、この植物とその全誘導体画分の抗菌作用と細胞毒性作用を確認しました。したがって、この植物は、様々な感染症の治療のための抗菌源として使用できる重要な化合物を含んでいると結論付けることができます。 [35221269]