重症インフルエンザ肺炎患者のI型IFNに対する自己抗体

著者: , AbelLaurent, Abelenda-AlonsoGabriela, AndreakosEvangelos, ArgaudLaurent, AydilloTeresa, Balsera-ManzaneroMaría, BastardPaul, BizienLucy, BrionesMarisa, CarratalaJordi, CasalegnoJean-Sebastien, CasanovaJean-Laurent, CastagnoliRiccardo, CobatAurélie, CorderoElisa, CupicAnastasija, DebetteStéphanie, Dominguez-PinillaNerea, EtzioniAmos, FerreresJosé, FerresMarcela, FeysSimon, FournetThomas, García-SalumTamara, García-SastreAdolfo, GervaisAdrian, GoavecKelian, Gonzalez-GranadoLuis I, HaerynckFilomeen, HannaSuhair, JavouheyEtienne, JouanguyEmmanuelle, KisandKai, KuCheng-Lung, KuoChen-Yen, LaurentEmilie, Le CorreNicole, Le VoyerTom, LeiWei-Te, ManryJeremy, MedinaRafael A, MeytsIsabelle, MiorinLisa, NotarangeloLuigi D, PadeyBlandine, PhilippotQuentin, PizzornoAndrés, PuelAnne, QueromesGregory, Retamar-GentilPilar, Rodríguez de CastroFelipe, Rodríguez-GallegoCarlos, Rosa-CalatravaManuel, RosainJérémie, Ruiz-HernandezJosé Juan, SakerKahina, Solé-ViolánJordi, Sánchez-CéspedesJavier, SärekannuKarita, TalGalit, TiberghienPierre, TriantafylliaVasiliki, Trouillet-AssantSophie, ValienteAdoración, VanderbekeLore, VankerMartti, WautersJoost, ZhangQian, ZinsMarie

原題: Autoantibodies against type I IFNs in patients with critical influenza pneumonia.

概要

I型インターフェロン（IFN）を中和する自己抗体は、インフルエンザ肺炎患者に深刻な合併症を引き起こす可能性がある。この研究では、特に70歳未満の患者において、重症インフルエンザ肺炎患者におけるこれらの抗体の有病率が高いことを明らかにしている。

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原文の要約 :

Autoantibodies neutralizing type I interferons (IFNs) can underlie critical COVID-19 pneumonia and yellow fever vaccine disease. We report here on 13 patients harboring autoantibodies neutralizing IFN-α2 alone (five patients) or with IFN-ω (eight patients) from a cohort of 279 patients (4.7%) aged 6...掲載元で要旨全文を確認する

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重症インフルエンザ肺炎患者におけるI型インターフェロンに対する自己抗体

I型インターフェロン(IFN)を中和する自己抗体は、重症COVID-19肺炎や黄熱病ワクチン疾患の基礎となる可能性があります。本研究では、重症インフルエンザ肺炎の279人の患者(4.7%)の集団から、IFN-α2のみ(5人)またはIFN-ω(8人)を中和する自己抗体を保有する13人の患者(6～73歳)について報告します。9人の患者はIFN-α2の高濃度を、4人の患者は低濃度を中和する抗体を有していました。6人の患者はIFN-ωの高濃度を、2人の患者は低濃度を中和する抗体を有していました。患者の自己抗体は、A549細胞と再構成されたヒト気道上皮の両方でインフルエンザAウイルスの複製を増強しました。これらの抗体の有病率は、70歳未満の患者(5.7% vs 1.1%、P=2.2×10-5)では一般集団よりも有意に高かったが、70歳以上(3.1% vs 4.4%、P=0.68)では高くなかった。重症インフルエンザのリスクは、IFN-α2とIFN-ωの両方で高濃度を中和する抗体を有する患者(OR=11.7、P=1.3×10-5)、特に70歳未満(OR=139.9、P=3.1×10-10)で最も高かった。また、追加のインフルエンザ患者コホートで10人の患者を特定しました。I型IFNを中和する自己抗体は、70歳未満の重症インフルエンザ肺炎の約5%を占めます。

I型インターフェロンに対する自己抗体は重症インフルエンザ肺炎のリスク因子

本研究では、I型インターフェロンに対する自己抗体が、重症インフルエンザ肺炎のリスク因子であることを明らかにしました。

重症インフルエンザ肺炎の予防と治療

重症インフルエンザ肺炎の予防には、インフルエンザワクチンを接種することが大切です。重症化が疑われる場合は、速やかに医療機関を受診してください。

ラクダ博士の結論

I型インターフェロンに対する自己抗体は、重症インフルエンザ肺炎の発症に深く関与している可能性があります。この発見は、インフルエンザの予防と治療において新たな視点を与え、重症化を防ぐための対策に役立つでしょう。

日付 :

登録日 2022-09-20
改訂日 2023-05-16

詳細情報 :

Pubmed ID

36112363

DOI(デジタルオブジェクト識別子)

PMC9485705

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重症インフルエンザ肺炎患者のI型IFNに対する自己抗体

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重症インフルエンザ肺炎患者におけるI型インターフェロンに対する自己抗体

I型インターフェロンに対する自己抗体は重症インフルエンザ肺炎のリスク因子

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