肺炎球菌ワクチン未接種の65歳以上の成人に、PCV13を最初に接種し、その後PPSV23を接種した場合の、安全性と免疫原性：0.5年および1.0年の間隔に基づくブースター効果の比較

著者: AkedaYukihiro, AzumaMomoyo, HanibuchiMasaki, MorinoSaeko, MotokiYumi, NishiokaYasuhiko, OishiKazunori

原題: Safety and immunogenicity of sequential administration of PCV13 followed by PPSV23 in pneumococcal vaccine-naïve adults aged ≥ 65 years: Comparison of booster effects based on intervals of 0.5 and 1.0 year.

概要

本オープンラベル研究では、65歳以上の成人において、13価肺炎球菌結合ワクチン（PCV13）を投与した後、23価肺炎球菌多糖ワクチン（PPSV23）を0.5年および1年ごとに投与した場合の安全性と免疫原性を比較した。

論文詳細　

原文の要約 :

An open-label study was conducted to compare the safety and immunogenicity of a sequential administration of 13-valent pneumococcal conjugate vaccine (PCV13) followed by 23-valent pneumococcal polysaccharide vaccine (PPSV23) between an interval of 0.5 (0.5-y) and 1 year (1.0-y) in adults aged ≥ 65 y...掲載元で要旨全文を確認する

ラクダ博士の論文要約ブログ

肺炎球菌ワクチン：高齢者におけるPCV13とPPSV23の安全な併用

本研究は、65歳以上の肺炎球菌ワクチン未接種成人を対象に、13価肺炎球菌結合ワクチン（PCV13）と23価肺炎球菌多糖体ワクチン（PPSV23）を順次投与した場合の安全性と免疫原性を、0.5年（0.5-y）と1年（1.0-y）の投与間隔で比較することを目的としています。

高齢者におけるPCV13とPPSV23の併用は安全で免疫原性が高い

このオープンラベル研究の結果、PCV13とPPSV23の順次投与は、いずれの投与間隔でも安全で、良好な免疫原性を示しました。特に0.5-y間隔では、より高い免疫応答が観察されました。この研究は、高齢者における肺炎球菌ワクチンの有効な併用戦略を確立する上で重要な知見となります。

ラクダ博士の結論

高齢者における肺炎球菌ワクチンの併用は、安全で効果的な方法であることが示されました。まるで砂漠に雨が降ったように、このワクチンは高齢者を肺炎から守る大切な手段となります。この研究は、高齢者の健康を守るための重要な一歩であり、将来、高齢者の健康寿命の延伸に貢献する可能性を秘めています。しかし、ワクチン接種に関する疑問や不安がある場合は、医師と相談するようにしましょう。