十二指腸潰瘍の治療における2用量のシメチジンとプラセボの比較：多施設共同試験

著者:

原題: Comparison of two doses of cimetidine and placebo in the treatment of duodenal ulcer: a multicentre trial.

概要

シメチジンは、十二指腸潰瘍の治癒に有効であった。多施設共同二重盲検試験では、シメチジン 1 g を毎日投与した患者の 61%、シメチジン 2 g を毎日投与した患者の 70% が、プラセボ投与群の 28% と比較して、4 週間後に潰瘍が完全に治癒した。

論文詳細　

原文の要約 :

Endoscopy, clinical assessment, and laboratory studies were used to compare, in a double-blind multicentre trial, the effects on patients with duodenal ulceration of treatment for four weeks by either placebo or 1 g/day cimetidine, or 2 g/day cimetidine. Ulcer healing occurred in 28% of patients on ...掲載元で要旨全文を確認する

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十二指腸潰瘍の治療におけるシメチジンの2つの用量とプラセボの比較：多施設共同試験

十二指腸潰瘍の患者に対する、プラセボ、1 g/日シメチジン、2 g/日シメチジンの4週間の治療効果を、内視鏡検査、臨床評価、および検査室検査を用いて、二重盲検多施設共同試験で比較しました。

シメチジンの効果

プラセボ群では28％、1 g/日シメチジン群では61％、2 g/日シメチジン群では70％で潰瘍が治癒しました。つまり、シメチジンはプラセボと比較して効果がありましたが、2つのシメチジンの用量間に差はありませんでした。シメチジン投与群では、症状の改善は通常著しく、早期に認められました。患者はすべての症状を報告する必要がありましたが、シメチジンによって引き起こされる可能性のある症状は、患者の5％に頭痛のみでした。生化学的研究では、血清尿酸値と血清クレアチニン値が有意に（ただしわずかに）上昇しましたが、血清肝酵素値には有意な変化は見られませんでした。

ラクダ博士の結論

ラクダ博士は、この研究から、1 g/日は、十二指腸潰瘍の治療におけるシメチジンの適切な1日用量であることを学びました。ラクダ博士は、シメチジンは十二指腸潰瘍の治療に効果的な薬剤であり、副作用は比較的少ないことを認識しています。ラクダ博士は、健康に関する情報は、砂漠のオアシスのように貴重なものであるため、常に最新の情報を追いかけ、安全に配慮することが重要だと感じています。