論文詳細 
原文の要約 :
Terminal sialic acid residues are present on most glycoproteins and glycolipids, but levels of sialylation are known to change in the brain throughout the lifespan as well as during disease. Sialic acids are important for numerous cellular processes including cell adhesion, neurodevelopment, and imm...掲載元で要旨全文を確認する
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引用元:
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC10400525/

データ提供:米国国立医学図書館(NLM)

アミロイド病変におけるミクログリア上のα-2,6シアル酸の増加はオセルタミビルに抵抗性がある

神経科学分野において、アルツハイマー病は、認知機能の低下を引き起こす神経疾患です。本研究は、アルツハイマー病の病態と、オセルタミビルという抗インフルエンザ薬の関係について、興味深い発見をしています。

オセルタミビルはアルツハイマー病に効果があるのか?

研究の結果、オセルタミビルは、アルツハイマー病のモデル動物において、アミロイド斑のサイズや形態を変化させませんでした。しかし、興味深いことに、アルツハイマー病のモデル動物では、ミクログリアという脳細胞に、α-2,6シアル酸という糖鎖が、野生型動物と比べて多く存在することがわかりました。さらに、オセルタミビルは、このα-2,6シアル酸の分布を変化させませんでした。

アルツハイマー病の治療:新たな視点

本研究は、アルツハイマー病の治療において、α-2,6シアル酸が重要な役割を果たしている可能性を示唆しています。今後、α-2,6シアル酸を標的とした新たな治療法の開発が期待されます。

ラクダ博士の結論

本研究は、アルツハイマー病の病態解明と治療法開発に向けて、新たな視点を提供しています。今後の研究によって、アルツハイマー病の砂漠に生きる患者さんにとって、より効果的な治療法が開発されることを期待しています。

日付 :
  1. 登録日 2023-08-04
  2. 改訂日 2023-08-07
詳細情報 :

Pubmed ID

36867284

DOI(デジタルオブジェクト識別子)

PMC10400525

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