下気道感染症における、経口セフロキシムアキセチルと経口アモキシシリンの比較

著者: CooperT J, GayaH, LadusansE, PolychronopoulosV, RuddR M, WilliamsP E

原題: A comparison of oral cefuroxime axetil and oral amoxycillin in lower respiratory tract infections.

概要

経口抗生物質であるセフロキシムアキセチルは、下気道感染症の治療に安全で有効であることがわかった。比較試験では、アモキシシリンと同等の有効性が示された。

論文詳細　

原文の要約 :

We assessed oral cefuroxime axetil in an open study of 30 patients with lower respiratory tract infection and then compared oral cefuroxime with oral amoxycillin in a randomized double blind study in a further 40 patients. Satisfactory clinical responses were obtained in 73% of patients receiving ce...掲載元で要旨全文を確認する

ラクダ博士の論文要約ブログ

下気道感染症における経口セフロキシム・アキセチルと経口アモキシシリンの比較

本研究では、30人の下気道感染症患者を対象としたオープンスタディで経口セフロキシム・アキセチルを評価し、さらに40人の患者を対象としたランダム化二重盲検スタディで経口セフロキシムと経口アモキシシリンを比較しました。オープンスタディでは、セフロキシム・アキセチル500mgを1日3回投与した患者の73％で臨床的に良好な反応が得られ、比較スタディでは、セフロキシム・アキセチル500mgを1日2回投与した患者の71％、セフロキシム・アキセチル500mgを1日3回投与した患者の60％、アモキシシリン500mgを1日3回投与した患者の63％で臨床的に良好な反応が得られました。比較スタディでは、3つのレジメン間の反応率に有意な差はありませんでした。いずれの患者にも、重要な副作用は見られませんでした。経口セフロキシム・アキセチルは、下気道感染症の治療において安全かつ有効です。

経口セフロキシム・アキセチルは下気道感染症の治療に有効

本研究では、経口セフロキシム・アキセチルが下気道感染症の治療に有効であることが示されました。経口セフロキシム・アキセチルは、アモキシシリンと比較して、有効性に差は見られませんでした。経口セフロキシム・アキセチルは、下気道感染症の治療において、安全かつ有効な選択肢の一つと考えられます。

ラクダ博士の結論

下気道感染症は、私たちが日常的に経験する病気です。本研究は、経口セフロキシム・アキセチルが下気道感染症の治療に有効であることを示しています。経口セフロキシム・アキセチルは、下気道感染症の治療において、安全かつ有効な選択肢の一つと考えられます。ただし、下気道感染症は、重症化すると肺炎などの合併症を引き起こす可能性があります。下気道感染症の症状が出た場合は、早めに医師の診察を受けることが大切です。