論文詳細 
原文の要約 :
The characteristics of [3H]-d-cis-diltiazem binding sites in cardiac sarcolemmal membrane of rats and effects of diltiazem and cyproheptadine (Cyp) on these binding sites were studied. [3H]-d-cis-diltiazem, a benzothiazepine calcium antagonist, was shown to be bound to crude cardiac sarcolemmal memb...掲載元で要旨全文を確認する
Dr.Camel Iconラクダ博士の論文要約ブログラクダ博士について

ラクダ博士は、Health Journal が論文の内容を分かりやすく解説するために作成した架空のキャラクターです。
難解な医学論文を、専門知識のない方にも理解しやすいように、噛み砕いて説明することを目指しています。

* ラクダ博士による解説は、あくまで論文の要点をまとめたものであり、原論文の完全な代替となるものではありません。詳細な内容については、必ず原論文をご参照ください。
* ラクダ博士は架空のキャラクターであり、実際の医学研究者や医療従事者とは一切関係がありません。
* 解説の内容は Health Journal が独自に解釈・作成したものであり、原論文の著者または出版社の見解を反映するものではありません。


引用元:
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/7900533

データ提供:米国国立医学図書館(NLM)

シプロヘプタジンがラットの心臓筋膜膜における[3H]-d-cis-ジルチアゼム結合部位に与える影響

ラットの心臓筋膜膜における[3H]-d-cis-ジルチアゼム結合部位の特徴と、ジルチアゼムとシプロヘプタジン(Cyp)がこれらの結合部位に与える影響を調べました。ベンゾチアゼピン系カルシウム拮抗薬である[3H]-d-cis-ジルチアゼムは、ラットの粗心臓筋膜膜に特異的かつ飽和的に結合することが示され、KD = 84 nmol・L-1、受容体部位密度(最大結合)は0.279 pmol・mg蛋白質-1でした。ジルチアゼムとCyp(カルシウムチャネルブロッカー活性を有する抗セロトニン・抗ヒスタミン薬)は、それぞれKi値102 nmol・L-1および5.5 µmol・L-1で結合を完全に阻害することが判明しました。これらの結果は、ラットの心臓筋膜膜に[3H]-d-cis-ジルチアゼム結合部位が存在することを示しており、また、心臓細胞に対するCypのカルシウムチャネルブロッカー活性は、少なくとも部分的には、心臓筋膜膜における[3H]-d-cis-ジルチアゼム結合部位への結合に関連している可能性があることを示唆しています。

シプロヘプタジンのカルシウムチャネルブロッカー活性に関する新たな知見

この研究では、シプロヘプタジンが心臓筋膜膜のカルシウムチャネルに結合することを明らかにしました。これは、シプロヘプタジンのカルシウムチャネルブロッカー活性に関する新たな知見をもたらします。シプロヘプタジンのカルシウムチャネルブロッカー活性は、心臓細胞のカルシウムイオン流入を抑制することで、心臓の収縮力を弱める効果があると考えられます。

心臓病の治療薬開発への応用

シプロヘプタジンは、カルシウムチャネルブロッカーとして、心臓病の治療薬開発に役立つ可能性があります。しかし、シプロヘプタジンは副作用の可能性もあるため、医師の指導のもとで使用することが大切です。

ラクダ博士の結論

シプロヘプタジンは、抗セロトニン・抗ヒスタミン薬として知られていますが、心臓のカルシウムチャネルにも作用することが示唆されました。これは、シプロヘプタジンが心臓病の治療薬として新たな可能性を秘めていることを示唆しています。まるで、砂漠の中で新たなオアシスを発見したような気分です。今後、シプロヘプタジンの心臓病治療における役割について、さらなる研究が期待されます。

日付 :
  1. 登録日 1995-04-26
  2. 改訂日 2013-11-21
詳細情報 :

Pubmed ID

7900533

DOI(デジタルオブジェクト識別子)

7900533

関連文献

SNS
PICO情報
準備中
言語

英語

ポジティブ指標研究結果がどの程度ポジティブな結果を示すのかAIによる目安となる分析指標です。目安であり解釈や視点によって異なることに注意が必要です。

このサイトではCookieを使用しています。 プライバシーポリシーページ で詳細を確認できます。