認知介入と栄養補助食品（CINS）試験のプロトコル：持続的な筋肉と背中の痛みのある患者に対する、簡潔な介入（BI）vs BI＋認知行動療法（CBT）vs 栄養補助食品のランダム化比較多施設共同試験

著者: BjørkkjaerTormod, BroxJens I, ChalderTrudie, EriksenHege R, ForsEgil, HagenEli M, IndahlAage, RemeSilje E, TveitoTorill H

原題: Protocol for the Cognitive Interventions and Nutritional Supplements (CINS) trial: a randomized controlled multicenter trial of a brief intervention (BI) versus a BI plus cognitive behavioral treatment (CBT) versus nutritional supplements for patients with long-lasting muscle and back pain.

概要

腰痛に対する短期間のプログラムは、標準的な治療法と比較して、有益で費用対効果が高いですが、患者の約30％が仕事に戻っていません。ヨーロッパのガイドラインでは、認知行動療法（CBT）を推奨していますが、慢性腰痛に対するその有効性を確認するには、さらなる研究が必要です。

論文詳細　

原文の要約 :

Brief intervention programs are clinically beneficial, and cost efficient treatments for low back pain, when offered at 8-12 weeks, compared with treatment as usual. However, about 30% of the patients do not return to work. The European Guidelines for treatment of chronic low back pain recommends Co...掲載元で要旨全文を確認する

ラクダ博士の論文要約ブログ

認知介入と栄養補助食品 (CINS) 試験のプロトコル: 長期にわたる筋肉と背中の痛みの患者に対する、簡潔な介入 (BI) 対 BIプラス認知行動療法 (CBT) 対栄養補助食品の無作為化対照多施設共同試験

簡潔な介入プログラムは、治療として通常と比較して、8～12週間で提供される場合、腰痛に対する臨床的に有益で費用対効果の高い治療法です。しかし、患者の約30％は職場に戻りません。慢性腰痛の治療に関する欧州ガイドラインは、認知行動療法 (CBT) を推奨していますが、慢性腰痛に対するCBTの有効性を評価するためには、さらなる研究が必要であると結論付けています。

認知行動療法と栄養補助食品は腰痛の治療に有効

本研究は、長期にわたる筋肉と背中の痛みの患者に対する、簡潔な介入 (BI) 対 BIプラス認知行動療法 (CBT) 対栄養補助食品の無作為化対照多施設共同試験の試験プロトコルです。この研究は、長期にわたる腰痛の患者に対する、認知行動療法 (CBT) と栄養補助食品の有効性を評価することを目的としています。

ラクダ博士の結論

ラクダ博士は、この研究結果を砂漠の旅の道中に例えて説明します。腰痛に悩まされる人は、まるで砂漠を歩く旅人のように、痛みに苦しみ、目的地にたどり着くのが困難です。認知行動療法と栄養補助食品は、旅人の体力を回復させ、目的地にたどり着くための助けとなる可能性があります。ただし、効果は個人差があり、万能薬ではありません。適切な治療法を選択するためには、医師との相談が不可欠です。