手根管症候群の患者に対する、矯正療法、キネシオテーピング、パラフィン療法の有効性の比較：単盲検ランダム化比較試験

著者: AkyuzGulseren, KokarSerdar, Mansiz KaplanBasak, YagciIlker

原題: Comparison of the effectiveness of orthotic intervention, kinesiotaping, and paraffin treatments in patients with carpal tunnel syndrome: A single-blind and randomized controlled study.

概要

夜間に装具を使用することに加えてキネシオテーピングを行うと、軽度から中等度の手根管症候群の患者において、装具単独またはパラフィン療法よりも、痛みを軽減し、構造的変化を改善する上でより効果的でした。

論文詳細　

原文の要約 :

PURPOSE: The aim of the study was to compare different conservative treatments in patients with carpal tunnel syndrome (CTS). STUDY DESIGN: A single-blind randomized controlled study. METHODS: Patients (n = 169) diagnosed with mild or moderate CTS were screened; 110 met study requirements. The pat...掲載元で要旨全文を確認する

ラクダ博士の論文要約ブログ

手根管症候群に対する装具療法、キネシオテーピング、パラフィン療法の比較

手根管症候群は、手首の正中神経が圧迫されることによって起こる病気です。手根管症候群の治療法には、装具療法、キネシオテーピング、パラフィン療法などがあります。本研究では、これらの治療法の効果を比較しました。

キネシオテーピングは手根管症候群の症状改善に有効

本研究の結果、装具療法に加えてキネシオテーピングを行うことで、手根管症候群の症状が改善することが示されました。キネシオテーピングは、装具療法のみ、またはパラフィン療法と比較して、疼痛軽減効果が高く、神経の圧迫を軽減する効果も高いことがわかりました。

手根管症候群の治療には早期治療が重要

手根管症候群は、早期に治療を開始することで、症状の悪化を防ぐことができます。手根管症候群の症状が気になる方は、早めに整形外科を受診し、適切な治療を受けてください。

ラクダ博士の結論

手根管症候群は、手首の痛みや痺れを引き起こし、日常生活に支障をきたす病気です。本研究は、キネシオテーピングが手根管症候群の症状改善に有効であることを示唆しています。ラクダ博士は、砂漠の過酷な環境で歩くため、手首の健康にも気を配っています。手根管症候群に悩んでいる方は、諦めずに専門医に相談し、適切な治療を受けてください。