COVID-19による嗅覚と味覚の喪失の長期的な知見とは？

著者: AybalAlperen, DizdarSenem Kurt, SalepciEgehan, TurgutSuat, TurkBilge

原題: What Is the Long-Term Findings of Olfactory and Taste Loss due to COVID-19?

概要

嗅覚と味覚の喪失は、COVID-19患者の一般的な症状であり、患者の15.6％が嗅覚の持続的な喪失を経験し、8％が12〜14か月後に味覚の持続的な喪失を経験した。

論文詳細　

原文の要約 :

OBJECTIVES: The objective of this study was to determine prevalance, severity, course, and long-term findings of smell and taste disorders of coronavirus disease 2019 (COVID-19) patients in mild-moderate and severe-critical disease spectrum. METHODS: All adult patients conducted in our hospital wit...掲載元で要旨全文を確認する

ラクダ博士の論文要約ブログ

COVID-19による嗅覚・味覚障害の長期的な影響

COVID-19感染による嗅覚・味覚障害は、多くの患者にみられる症状です。本研究は、COVID-19感染後の嗅覚・味覚障害の発生率、重症度、経過、長期的な影響を調査したものです。2020年3月〜4月に、当院でSARS-CoV-2陽性と診断された成人患者を対象とし、症状の経過を調査し、少なくとも12か月後に再調査を実施しました。その結果、嗅覚・味覚障害を訴えた患者の多くは、12〜14か月後も症状が持続することが判明しました。嗅覚・味覚障害は、COVID-19の症状の一つとして、長期的な影響を与える可能性があることが明らかになりました。

嗅覚・味覚障害は、日常生活に大きな影響を与える可能性があります。食事の楽しみが減ったり、危険な状況に気づきにくくなったりするなど、様々な影響が考えられます。また、嗅覚・味覚障害は、精神的なストレスにもつながることがあります。COVID-19感染後に嗅覚・味覚障害が持続している場合は、医療機関を受診し、適切な治療を受けることが重要です。

嗅覚・味覚障害は、日常生活に様々な影響を与える

嗅覚・味覚障害は、食事の味や香りを十分に楽しむことができなくなったり、ガス漏れや火事などの危険に気づきにくくなったりするなど、日常生活に様々な影響を与える可能性があります。特に、高齢者や子供は、嗅覚・味覚障害によって、健康状態が悪化するリスクが高まる可能性があります。嗅覚・味覚障害の症状が続く場合は、専門医に相談し、適切な治療を受けてください。

ラクダ博士の結論

COVID-19による嗅覚・味覚障害は、長期的な影響を与える可能性があるため、注意が必要です。ラクダ博士も、砂漠を旅する際には、嗅覚を頼りに水源を探したり、危険を察知したりしています。嗅覚・味覚は、私たちが安全に生活していく上で重要な役割を担っています。COVID-19感染後に嗅覚・味覚障害が続く場合は、医療機関を受診し、適切な治療を受けるようにしましょう。