座瘡における局所剤のみ。盲検評価研究

著者: BrittM R, SwinyerL J, SwinyerT A

原題: Topical agents alone in acne. A blind assessment study.

概要

軽度から中等度のニキビの患者118人を対象とした研究では、3つの治療レジメンを16週間比較した。トレチノイン、ベンゾイルパーオキサイド、水分の回避を組み合わせた局所療法は、全身のテトラサイクリン療法に局所のトレチノインを併用した療法と同等に効果的で、全身のテトラサイクリン療法に研磨剤入りの洗浄剤を併用した療法よりも効果的であった。乾燥肌は、すべての群で改善が見られないことと関連しており、ニキビの発症と治療の両方に役割を果たすことを示唆している。局所療法は、他の2つの選択肢と比べて、耐容性も良く、刺激もなく、安価であった。

論文詳細　

原文の要約 :

The comparative effectiveness of three comprehensive therapeutic programs was studied in 118 patients with mild to moderate acne vulgaris. A topical program of tretinoin, benzoyl peroxide, and water avoidance was found to be as effective as the more commonly employed program of systemic tetracycline...掲載元で要旨全文を確認する

ラクダ博士の論文要約ブログ

ニキビ治療における外用薬の有効性

ニキビの治療には、様々な方法がありますが、本研究では、外用薬のみによる治療法の有効性を調査しました。軽度から中等度のニキビ患者を対象に、レチノイン酸、過酸化ベンゾイル、水分の使用を避けるプログラム、テトラサイクリンの内服と外用レチノイン酸によるプログラム、テトラサイクリンの内服と研磨剤入りの洗顔料を使用するプログラムの3つのプログラムを比較しました。その結果、外用薬のみのプログラムは、テトラサイクリンの内服と外用レチノイン酸によるプログラムと同等の効果があり、テトラサイクリンの内服と研磨剤入りの洗顔料を使用するプログラムよりも効果的であることがわかりました。

外用薬によるニキビ治療、その効果を実証

研究では、外用薬のみのプログラムがニキビの治療に有効であることが示されました。これは、ニキビの治療には、内服薬よりも、外用薬の方が効果的である可能性を示唆しています。しかし、外用薬による治療には、皮膚の乾燥などの副作用が起こる可能性があります。そのため、医師と相談しながら治療を進めることが大切です。

ニキビ治療、外用薬で効果的にアプローチ

ニキビの治療には、外用薬が有効な選択肢となりえます。外用薬は、内服薬に比べて、副作用が少なく、手軽に使用できるというメリットがあります。しかし、皮膚の乾燥などの副作用が起こる可能性もあるため、医師と相談しながら、自分に適した治療法を選択することが重要です。また、ニキビの予防には、生活習慣の見直しも大切です。規則正しい生活を送ったり、バランスの取れた食事を心がけたりすることが重要です。

ラクダ博士の結論

ニキビの治療には、外用薬が効果的な選択肢となりえます。外用薬は、内服薬に比べて、副作用が少なく、手軽に使用できるというメリットがあります。しかし、副作用のリスクを考慮し、医師と相談しながら治療を進めることが大切です。ニキビの予防には、生活習慣の見直しも重要です。規則正しい生活を送ったり、バランスの取れた食事を心がけたりすることで、ニキビの発生を抑えられます。