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筋肉内前投薬としてのミダゾラムとヒドロキシジン

ランダム化二重盲検プラセボ対照試験を実施し、アトロピン（0.4mg）またはヒヨスチン（0.4mg）の有無にかかわらず、ミダゾラム（0.08mg/kg）とヒドロキシジン（1.5mg/kg）の効果を、筋肉内前投薬として比較しました。

ミダゾラムは、より迅速な作用発現、より強い不安解消効果、より強い健忘効果を示す

ミダゾラムは、より迅速な作用発現、最初の1時間の間により強い不安解消効果、より強い健忘効果、より少ない局所刺激、患者による総合的な評価がより高くなりました。眠気は、ミダゾラム投与後も強まりましたが、著しく長くはありませんでした。麻酔薬を投与した麻酔医は、どちらの薬剤にも同様の総合的な評価を与えました。どちらの薬剤も、全身毒性を示しませんでした。健忘効果が得られることが知られている2つの薬剤のうち、ミダゾラムは、より強い効果を示し、ヒヨスチンよりも早く作用しました。ミダゾラム（0.08mg/kg）は、特に麻酔導入が30分から60分後に実施される場合、筋肉内前投薬として、大きな可能性を秘めています。アトロピンではなく、ヒヨスチンは、鎮静薬の効果を高めます。

ミダゾラムとヒドロキシジンの比較

ミダゾラムは、ヒドロキシジンよりも、作用発現が早く、不安解消効果が強く、健忘効果が強いことがわかりました。しかし、どちらの薬剤も、全身毒性を示しませんでした。

ラクダ博士の結論

ミダゾラムは、砂漠の蜃気楼のように、一瞬にして不安を消し去る効果を持つ薬剤です。一方、ヒドロキシジンは、砂漠のラクダのように、ゆっくりと確実に不安を解消する効果を持つ薬剤です。どちらの薬剤も、それぞれの特徴を生かして、患者さんの不安を和らげ、快適な手術に貢献することができます。