潰瘍性大腸炎の寛解維持：12か月間にわたるバルサラジド3g1日1回とメサラジン1.2g1日1回の比較。ABACUS研究グループ

著者: CroweJ P, GibsonJ A, GreenJ R, HoldsworthC D, KerrG D, LoboA J, SchofieldK J, SwarbrickE T, TaylorM D

原題: Maintenance of remission of ulcerative colitis: a comparison between balsalazide 3 g daily and mesalazine 1.2 g daily over 12 months. ABACUS Investigator group.

概要

バルサラジドは、寛解期の潰瘍性大腸炎の患者において、メサラジンよりも再発の予防と夜間の症状の管理に効果的であった。

論文詳細　

原文の要約 :

BACKGROUND: Despite widespread use of aminosalicylates as maintenance treatment for ulcerative colitis (UC), patients still report troublesome symptoms, often nocturnally. AIM: To compare the efficacy and safety of balsalazide (Colazide) with mesalazine (Asacol) in maintaining UC remission. METHOD...掲載元で要旨全文を確認する

ラクダ博士の論文要約ブログ

潰瘍性大腸炎の寛解維持：12か月間のバルサラジド3g/日とメサラジン1.2g/日の比較

潰瘍性大腸炎（UC）の維持療法としてアミノサリチレートが広く使用されているにもかかわらず、患者は依然として、特に夜間に、厄介な症状を訴えています。本研究の目的は、潰瘍性大腸炎（UC）の寛解維持におけるバルサラジド（コラジド）とメサラジン（アサコール）の有効性と安全性を比較することでした。

バルサラジド：夜間の症状抑制効果

本研究では、バルサラジドはメサラジンと比較して、UCの寛解維持において、特に夜間の症状の抑制に優れていることが示されました。バルサラジドは、メサラジンよりも寛解期間が長く、再発率が低いことも明らかになりました。

潰瘍性大腸炎：適切な治療で症状を改善

潰瘍性大腸炎は、原因不明の炎症性腸疾患です。適切な治療を行うことで、症状を改善し、生活の質を向上させることができます。潰瘍性大腸炎の症状が出た場合は、早めに専門医の診察を受けることが大切です。

ラクダ博士の結論

ラクダ博士も、砂漠の旅では、様々な病気や怪我に遭遇します。潰瘍性大腸炎は、砂漠の灼熱のように、腸に痛みを与える病気です。本研究のように、バルサラジドは、潰瘍性大腸炎の症状を和らげ、人々の生活の質を向上させるのに役立つことが明らかになりました。ラクダ博士も、これからも砂漠の奥深くで、人々の健康に役立つ知識を探し続けたいと思っています。